■地割までに必要なもの ・土台まり・・・市販品もあります。作り方は下欄 ・紙テープ・・・等分の割り出し用。市販品もありますが古封筒を縦方向に細く切って再利用しています。 ・地割糸・・・リリヤンのラメ糸を解いて伸ばし、カード巻きにして用意しておきます。好みの色糸を使うこともあります。 ・てまり針・・・手まり専用針もありますが、リリヤンでかがる手まりはふとん針でも充分です。 ・まち針・・・印付け用。玉の色が数色あると使い分けできて便利です。 ・ハサミ、針山などの裁縫用具。 |
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■手まりをかがる糸 リリヤン 色糸の束は1本ずつ輪になった状態です。 束を解いてそのまま糸巻きに巻いておき、メリヤス編みを その都度必要分だけ解いて使います。 巻き板はカード巻きを再利用したり、厚紙で手作りしています。 必ず色番号を書いておくか、タグを切り取って貼っておきます。 この番号は制作メモや買い足しの参考にします。 ラメ糸は必ず解いて糸巻きに巻き、縮れを伸ばしておきます。 ※切れやすいので注意、また解きすぎてしまわないように。 メリヤス編みの方向に上下があります。 たびたび引っかかってて解きにくい時は、反対の端からやり直してみてください。 ※飾り金など最後の装飾用には必要に応じて1本に解いたものを 2本取りで使うこともあります。 −リリヤンについて− |
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・シンブル・・・樹脂製のキルト用指貫。針を抜く時に滑らない。 ・刺繍針、ループ返し、目打ち(ちょっとした補修などに) ・ノート・・・制作記録や段数のメモに。 ・メジャー 定規 電卓・・・採寸、奇数等分の計算に。 |
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■土台の材料 木綿(木毛)やシュレッダーくずを芯に化繊綿でくるみ、 アクリル毛糸で下巻きすると型崩れしにくい しっかりとした土台が作れます。 初心者の方や巻きかがり主体の場合は固めに仕上げた土台を使うと型崩れしにくいです。 地色が多く見える柄には、あらかじめ下巻き毛糸と地巻スパン糸の色を合わせておくと下地が透けず、きれいな仕上がりになります。 |
■土台まり直径7cm 円周約21cmの場合 ・化繊綿・・・まり芯用、(10〜20g) ・下巻糸・・・化繊極細毛糸(15〜20g) ・地巻糸・・・40番〜60番スパン糸(50m) 必要量はおおよその目安です。 初めて作る場合は片手に収まる程度の大きさが扱いやすいようです。 これより小さくなるほど難しく、大きい物はそれなりの時間がかかります。 市販の土台まりは地割済みでオリムパス製など直径8cm前後からあります。 ■土台まりの作り方手順 化繊綿をひとつかみ、下巻用の毛糸でおおまかに丸めます。 でこぼこの凸部分を押し込みながら巻きつけ、徐々に丸く整えていきます。 ここできれいな球にしておかないと後々仕上がりに響きます。 次に下糸が見えなくなるまで地巻糸を巻きつけます。 巻き終わりは針に通してまりの中を数回くぐらせ、糸を切ります。 これで土台の出来上がりです。 上のピンクと水色は40番ポリエステルスパン、 下は赤が30番手縫い糸、生成はしつけ糸で地巻しました。 80番スパン糸だともっと目の詰まったきれいな土台になります。 地巻の最後にオーロラカラーのラメ糸や金糸を軽く巻いて模様をつけた土台まり。 地巻の色を生かして使いたい時、さらに華やかさを添えます。 まり芯の材料には虫の心配が無い化繊やプラ素材が向いてます。 |
■超軽量土台まり さげもんの重量を軽く仕上げたい時や、木目込みまりと混合で使う時など、手まりを出来るだけ軽く作るには既成の発泡スチロールを芯に使いますが、果物のクッションや 100円ショップで入手できる発泡シートを使って自作できます。 細く割いてから適量をまるめるとデコボコしません。 使用量で出来上がりの大きさの見当を付けられるのも便利。 下巻きから地巻まではは上記と同じように作ります。
高原曄子の花てまり入門 マコー社 |
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■鈴入り手まりの作り方 コロコロと心地よい音色が響く鈴入り手まりはお子さんのおもちゃに喜ばれます。 鈴の音は邪気を払う厄除けの意味があります。 厚紙でのりしろ付き立方体(これは2.5cm角)を切り出し、 各面にパンチで穴を開けると音がこもらず良く鳴ります。 (左上のそのまま使える手芸用プラ鈴も外箱に入れたほうがより良く鳴ります) 鈴を箱に納めて各辺を閉じたら、化繊綿でくるみあとは同じ要領で 土台まりを作ります。 |